今回移住後インタビューをさせていただいた鈴木さんは20代最後のタイミングで、一度は地元を離れて挑戦しようと思い立ち、東京で2年ほど過ごした後に、三条市にUターン移住しました。
新しい環境を求めて上京した鈴木さんが、東京の暮らしの中で感じたことは?
また、離れたからこそ気付いた地元の魅力とは?
東京での暮らしやUターン移住の感想について、率直な声をお聞きしました!
[プロフィール]
お名前:鈴木さん
年齢:30歳
出身地:三条市 保内
移住前の居住地:東京都
移住属性:Uターン
現在の仕事:デザイン設計会社の営業職
東京での生活は良いところもたくさん
――東京での生活はいかがでしたか?
東京の便利さは素晴らしいです。例えばUber Eatsが使えるとか、遊ぶ場所に困らないとか。
ただ、どこに行っても飲食店が混んでいてストレスを感じることもありました。
事前予約をしないと行けなかったりして、そうすると時間に縛りができますよね。それもストレスでした。
情報という面でいうと「遜色ない」は言い過ぎですが、今では都会の情報にもふれやすくなりましたし、地方と都市の違いはそこまで感じなかったです。
結婚、子育てを考え始めた時、地元に戻ろうかと考え始めた。
――Uターンを考え始めた具体的なきっかけは何ですか?
将来結婚して子どもを育てることを考えたとき、『都会』と『地方』どちらが良いか選択する必要があると感じていました。
東京にいるとよく、朝に子どもたちを自転車で送っている親御さんをみかけるんですが、それがすごく大変そうで。将来結婚とかしたときに、そういう負担がかかってしまうのは嫌だなと思ったりしましたね。台風の日とか、雨の日は特に大変そうです。事故も心配ですし。
東京で家族を持つ同僚から話を聞く中でも、子育てに際して窮屈な思いをすることが多いと感じていました。地方の方がのびのびと過ごせるだろうと。
与えられた環境で遊ぶのであれば東京のほうが恵まれていますが、僕は子どもには自分で遊べる環境をさがして、遊びをつくって、豊かに遊んでほしいんです。そう考えると、東京のようにルールがたくさんあることもなく、自然も身近にある地元に戻った方がいいだろう。と思いましたね。
――たしかに東京の公園はルールがたくさんあると聞きます。プレイパークのようなところも、遊び方がきまっていますよね。
そうなんです。東京の公園はバット禁止、ボール禁止…ルールが本当に多すぎますね。地元だったらもっとのびのびと、自分で自由に遊び方をきめて、創意工夫をしながら遊べますし、僕自身そうやって育ってきました。小さいころなんて、缶ひとつあれば無限に遊べましたよ(笑)
東京に出てみたからこそ、地元の良さを改めて実感できて、いい機会でした。
移住コンシェルジュの就職支援を活用
――理想とする移住後の暮らしを実現するために行動したことはありますか?
移住コンシェルジュ(きら星株式会社)の就職支援を活用しました。大手のエージェントでの就職活動もしましたが、移住コンシェルジュの支援はフランクで相談しやすく、レスポンスも早かったです。
仕事のことだけでなく生活や暮らしのこともヒアリングしてもらい、自分のやりたいことに合いそうな企業を紹介してもらいました。今の職場につけたのも「まちづくりに関わりたい」という僕の希望をくみとって、それができる仕事を見つけてくれました。ハード整備という観点からまちづくりに携わるというところにマッチングしてもらったんです。
※三条市が設置している移住総合サポートを行う窓口。住居、仕事、コミュニティ作りなど、暮らし全般の相談をワンストップで受け付ける。(運営:きら星株式会社)
移住コンシェルジュから紹介していただく企業って、採用担当社や経営者と対面して得た情報だったりするので、より生で、深い情報でした。表面的な話だけで企業を紹介するのではなくて、もっと深いところでマッチングしていただいたように思います。
やりたかったことができる仕事に出会えた
――最終的に現在の会社に出会って就職されましたが、働いてみて率直にいかがですか?
現在僕は、株式会社ディ・アンド・ファイブという三条市にある建築デザインを行う企業に営業として勤めています。
まちづくりっていろいろな観点から捉えることができて、建築でのまちづくりというのは後々にも残っていきますし、やりがいがありそうと感じました。
仕事というのは生活には必ず必要で、これから先何十年も続けていくものです。仕事以外の”生活”に重きを置くか、仕事にやりがいを持つかは人ぞれぞれですが、僕にとっては面白いことや、夢中になれること、やりたいことを仕事にできるっていうのは重要でした。
いまの仕事は建築を通じてまちづくりに携われているので、幸せです。
――東京と地方の働き方でワークライフバランスの変化など、感じたことはありますか?
そこまでバランスの差は感じません。結局、東京で過ごしていても新潟で過ごしていても、そんなに変わらないんです。新潟でも希望の仕事につけるんだなって実感しています。やりたいことができる会社って、地方にはないように見えても、ちゃんとあるんですよね。
帰ってきた地元へのイメージの変化
――当初三条市に住んでいたころとUターン後で、地元に対するイメージが変わったことはありますか?
カフェが好きなんですが、『こんなカフェが地元にあったのか!』という驚きがたくさんあります。大きな病院もできて便利になりましたし、イベントもいろいろと開催されていて、帰ってきてよかったと思っています。
――移住後の生活でうれしかったこと、困ったことについて教えてください。
うれしかったのは地元の友人に気軽に会えること。また、東京にいたら感じられなかった部分、特に季節を大事にできることです。新潟の季節がはっきりしているのは本当に魅力的です。山や田んぼの風景から季節を感じることができるのも最高ですね。
困ったことは、冬の大雪とそれに伴う生活の不便さです。でも、それも地元ならではの経験だと思っています。 今の仕事を通して、まちづくりに関わっていきたい
――これからの夢や目標について教えてください。
これからは、まちづくりを通じて三条市をもっと魅力的な場所にしていきたいです。特に、子どもたちが自由に遊べる環境を作りたいと思っています。地元の自然や風景を大切にしながら、新しいアイデアを取り入れ、仕事を通じてより良いまちづくりを進めていきたいです。
――地元から県外に出ている友人たちにメッセージはありますか?
東京と三条市を比べて「こっちが良い!」ということはないと思いますが、三条市も素晴らしいんだと再認識してほしいです。東京にしかないこともありますが、地方にしかないこと、感じられないものもあります。もし戻ることに不安があれば、移住コンシェルジュに相談してみてください!
【まとめ】
今回の鈴木さんのインタビューを通じて、東京での経験を生かして地域に貢献しようとする彼の想いを感じました。
都会での生活を経て、地元の良さを再発見し、理想の暮らしを実現する彼のストーリーは、自分にとっての大切なものを見つけるヒントになるかもしれません。
三条市の未来が、彼のような若者の力でさらに素敵な場所になることが本当に楽しみです!
まずはこちらの公式 LINEで気軽に移住相談♪ご連絡お待ちしております。