新潟県
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2023.02.20

”旅人に恩返し”を、憩えるゲストハウス開業で移住【Youは何しに湯沢町へ?Vol.4】

〜旅人も地域の人も、自然と集まり交流できる場所をつくりたい〜
本記事は【Youは何しに湯沢町へ?Vol.4】インタビュー動画のダイジェスト版となります。 今回お話を伺ったのは三浦香織さん(取材当時29歳、2022年10月4日時点)。リゾートバイト先での湯沢でまちの魅力に気づき、移住を決めました。

こんな方におすすめ

  • 何かやりたいことを模索中の方
  • 移住後の生計の立て方が気になる方
  • ご近所さんとの関係づくりが心配な方

■三浦さん プロフィール

広島県生まれ大阪育ち。高校卒業後、北海道に単身移住。1年間アジア各国を旅行したり、大阪で添乗員をしたりと、やりたいことを模索していた。2016年に湯沢でリゾートバイトを経験した際、何気ない日々の中に美しい景色がある湯沢の魅力に惹かれ、移住を決意。2017年7月〜ゲストハウス「Sansan Yuzawa」、2020年8月〜シェアハウス「Concon Yuzawa」をそれぞれ経営している。

1年間のアジア周遊がゲストハウス経営の原点

もともと海外に行きたいなと思っていて、ご縁があって2012年から1年弱、アジア10カ国以上を旅しました。貯めた100万円で行けるところまでと決めていた中で、本当にたくさんの方に助けてもらったことが一番心に残っています。行きたいところではなく違う場所に到着してしまったり、言葉が通じなくて泣きそうになったり、終盤はお金がなくなってしまって現地の方に泊めてもらったりなど、困ることがたくさんあったのですが、その時に現地の方や旅人同士が助けてくれて、とてもありがたかったのを覚えています。

「私もいつか旅人の助けになりたい、恩返しをしたい」と思ったのがゲストハウス経営を決めたきっかけです。旅行中はずっとゲストハウスに泊まっていたのですが、その時に個性豊かな方々と知り合って、それもゲストハウスの魅力なのだと感じます。

派遣先で偶然行き着いた湯沢

ゲストハウス経営をしようと決めたものの、まず立ち上げる資金もないですし、どこでやるか、誰とやるかを探す必要がありました。模索しながら大阪で添乗員をしたり、札幌の日本語学校で働いたりしていたのですが、なかなか踏ん切りがつかない日々でしたね。日本語学校での激務にも疲れてしまって退職し、お金を短期間で貯められる派遣先として偶然紹介されたのが湯沢でした。当時は特に仕事にこだわりもなく、どこでもいいからお金をたくさん稼げるところ!と思っていて、振り返ると縁もゆかりもない湯沢でゲストハウスをするなんて想像もしていませんでした。笑

決め手は「海外のお客様が多いのに言葉が通じないのは可哀想!」

2016年10月から湯沢では旅館で中居をし始めました。ここは町内の中でも有数の著名な旅館として知られていて、海外からのお客様も多かったのですが、当時は外国語対応がままならない状態でした。湯沢に旅行されるお客様は、スキーを楽しまれるアジア系の方が8割くらいと圧倒的に多かったのですが、英語対応できる人ですらそもそも町全体でも少なく、中国語などアジア系の言語を使える方はもっと少なかったと思います。 旅館では海外のお客様が来るたびにフロントに駆り出されて対応していました。そんな様子を毎日見て、湯沢にはもっと楽しいことができたり、素敵な場所があったりするのに、それを知らないままスキーだけで帰ってしまうのは可哀想だと感じました。同時に、ここなら「恩返しもできる!」と思い、ゲストハウスを開業する決め手となりました。アジア周遊の経験が生きたな、とも思いましたね!

物件は自分の足で見つけ出す

同じ年の12月にはゲストハウスの開業を決意し、ちょうどその時同じ旅館で働いていた人が料理人をできるということでパートナーも見つかっていました。肝心の物件は、仕事と仕事の合間に町中を練り歩いて良い場所がないか自分の足で探しました。というのも、空き家は多いはずなのに、不動産に行っても紹介してくれる物件が少なく、気に入るものが全然見つからなかったからです・・・。もともと、駅から徒歩圏内の物件にしたいと考えていたのと、ちょうど冬の季節で雪かきをしているかしていないかで、空き家かどうかがわかったので、自力で1軒1軒練り歩いて、近所の方に尋ねながら気になる候補の物件を探していきました。たまに「空き家じゃない」と怒られてしまったこともあります(笑)。

物件探しを進めていくうちに、1階でお店をしていたような形跡がある、居抜き物件のようなところを見つけました。近所の方に、オーナーさんの電話番号を聞いて、貸してほしい旨を伝えたところあっさりと快諾いただけました。オーナーさんもとても良い方で、好きにやっていいよと応援してくれていたので、本当にラッキーでした。まさに追い風が吹いていたと思います。笑

オープンで受け入れられやすいのは湯沢の良いところ

湯沢にはたくさんの魅力があり、町中を歩いているだけで自然が綺麗な風景に遭遇できるのはその一つです。でも移住者にとってありがたいのは、排他的でなく地元の方がオープンで受け入れてくれる雰囲気であることです。 当時、湯沢にはゲストハウスがなく、私が開業するときはいぶかしがられるのではないかなと少し心配していたのですが、杞憂に終わり、開業後は興味を持って覗きに来てくれたり、おかずを持ってきてくれたりしています。今では、旅人と地域の方がいつの間にか混ざって、いつの間にか仲良くなっている光景をよく目にします。 今は、旅人と地域の人が交われるゲストハウスや住民同士がつながれるシェアハウスを運営していますが、まだ構想段階ではありながらも今後は、地元の人がふらっと来たくなるような場所を作りたいなと思っています。

三浦さん、ありがとうございました!地域の人と仲良くなれるかな、関係を築けるかなと心配になってしまって移住に踏み切れない方もいらっしゃるかとも思いますが、三浦さん曰く「湯沢は田舎入門にはちょうどいい」そうです。 ぜひ、三浦さんが運営されているゲストハウス「Sansan Yuzawa」とシェアハウス「Concon Yuzawa」もチェックしてみてください!

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