湯沢町のリゾートマンション事情
雄大な山々の中にそびえたつリゾートマンションは、ちょっと不思議な光景だけど湯沢町ならではの景色です。「田舎暮らし初心者にちょうど良い」湯沢町のリゾートマンションとはなんなのかをご紹介します。
- ・バブル時代にスキーのメッカとなり多くのリゾートマンションが建設された
- ・現在のリゾートマンション数は57棟15,000戸(湯沢町人口の約1.9倍)
- ・バブル崩壊後に価格が下落したため”負動産”の象徴となる
- ・現在は世代を問わず定住者が増えてきている
約30年ほど前のスキーブームの際に建てられたリゾート利用のマンションです。今ではリゾート利用の方も、定住利用の方もいて様々なライフスタイルに合わせた住み方ができるようになっています。では「リゾートマンションに住む」とはどういうことなのか。詳しく中身を見ていきましょう。
リゾートマンション住みのメリット・デメリット
物件情報だけではわからない住んでいるからこそわかるメリット・デメリットをご紹介します。メリットだけでなく、デメリットもしっかりと把握した上で考えてみてくださいね。
メリット
- ■雪下ろし、雪かきの必要がない 雪国ならではの最大のお困りごとといえば・・・雪かきです。多いときは一夜で80㎝以上降る時もあるので一軒家だと本当に大変。リゾートマンションには屋根付き駐車場完備の物件もありますし、周辺は管理人さんが雪かきをしてくれるので「毎朝出かけるまでの雪かきが大変!」なんて思いをしなくてよくなります。
- ■館内に大浴場がある リゾートマンション最大の特徴といえばこの大浴場!物件によっては24時間入浴や天然温泉かけ流しの大浴場もあります。毎日大きいお風呂に入ることができるのは最高!お部屋のお風呂を使うことがほとんどありませんので、お掃除も楽ですし、水道料金も安くなります。
- ■館内があったかい 朝お家を出るときや帰宅した時に温かいのは雪国ではとっても嬉しい環境です。お風呂場や共用施設も温かいので、冬でも寒くてお部屋から出られない!なんてことがなくなります。
- ■セキュリティーが高い 入り口はオートロック、管理人さんも常駐など、セキュリティー対策がされているマンションが多いです。企業の保養所として使われるなど、様々な利用者がいますが、ビジター利用の場合は入館届を提出するなど情報管理もしっかりしているので、安心です。
- ■専用のゴミ庫がある 移住をすると意外とトラブルになりやすいのがこのゴミ問題。地域の人と人の距離が近い分、捨て方や管理方法などルールが厳しかったり気を遣ったりすることも多いです。ですが、リゾートマンションにはマンション専用のゴミ庫があり、管理人さんが管理をしてくれるので、いつでもゴミ捨てができますし、いつも清潔に保たれています。(分別は各自しっかりしましょう!)
デメリット
- ■キッチンが狭い 定住向けに作られた物件ではないのでキッチンが狭い・IHコンロであることが多いです。単身の場合や簡単な調理しかしない場合には十分ですが、ファミリーの場合にはガスコンロの物件を選ぶか、購入後にリフォームをすることが多いです。
- ■畳やカーペットの物件が多い(フローリングの物件が少ない) 基本的に床は畳かカーペットになります。キッチン部分もカーペットのことが多いので、気になる方はキッチンマットやラグを敷くなどして使うか、購入後にリフォームをしてクッションフロアに変える方が多いです。
- ■ユニットバスが多い お部屋のお風呂は2点ユニットまたは3点ユニットが多いです。独立洗面台が少ない、お部屋のお風呂自体は狭いなど、少し使いづらい部分もあります。トイレは温便座・ウォシュレットにリフォームされていることが多いです。
- ■洗濯機置き場がないことが多い 短期利用を前提につくられているので、洗濯機置き場がお部屋にないことが多いです。基本的にどのマンションにも共用部にコインランドリーが設置されているので利用もできますが、ご家族などで住まわれる場合は毎回コインランドリーだと不便だと思われます。
- ■ベランダがない 雪国なのでベランダがないマンションが多いです(腰高の窓のみ)。洗濯物は乾燥機か室内干しになります。
また、エアコンの設置ができるマンションとできないマンションがあります。
リゾートマンション選びのポイント
「リゾートマンションって何?」が分かったら、次は実際に選ぶ際の「場」「金」「物」「人」の4つのポイントを押さえていきましょう!目先の販売価格や管理費に左右されずポイントを押さえて判断することが大切です。
ポイント①「場」
湯沢町のリゾートマンションは「湯沢エリア」「岩原エリア」「中里エリア」「苗場エリア」の4つのエリアに大きく分かれます。それぞれに特徴があるので、地図と合わせてポイントをつかんでおくと選ぶ際の参考になりますよ。中には、駐車場が定住者は利用制限がかかっている(月に●日まで利用可能)物件や、駐車料金が別途でかかるマンションもあるので、車所有をされる方は事前に確認が必要です。
岩原スキー場に近くスキー場が見える部屋も沢山あります。岩原高原の標高が高い位置にもマンションがあり湿度が低く夏場が快適、一方で交通の便が悪く、車を所有していないと定住には向かないなど、ご自身のライフスタイルに合わせた場所の選択が必要です。
ポイント②「金」
通常のマンションと同様に物件の築年数・広さ・立地などによって価格は異なりますが、湯沢町のリゾートマンション”ならでは”の注意したい金額のポイントが2つあります。1)管理費
マンションの設備や築年数により大きく異なります。大浴場だけでなくプールやジムなどが併設されているマンションでは管理費が高くなりますが、築年数が古くても丁寧に整備されている場合もあります。予算と優先順位の兼ね合いで見極めが必要です。
2)暖房・冷房費
暖房・・・冬はとっても寒い湯沢町では暖房設備の違いによって大きく費用が変わってきます。マンションによって電気なのかガスなのか、使用できる暖房設備をチェックしましょう。灯油ヒーターを持ち込めないマンションが多いです。特に「ベースボードヒーター」という電気を使用する暖房は、光熱費が高く、温まり方も弱いので使用せずに、別の暖房器具を使うことをお勧めしています。
冷房・・・「意外と夏は暑い」のがこの湯沢町。お部屋の向きによっては夏場のクーラーが必須の場合もあります。クーラーが必要な場合はクーラーの取り付けができるかを確認することも大事です。取り付け費用もかかるので、こちらも計算に入れておきたいところですね。
※湯沢町では移住定住の為の「支援補助制度」もありますので、詳細をご確認ください(適用条件あり)。
ポイント③「物」
物件によっては前の所有者さんが使っていた家具や家電が残っている場合があります。そのまま使うこともできますし、処分することも可能です。処分する際は処分費用を誰がもつのか、しっかりと事前に相談することが必要です。ポイント④「人」
マンションによって住んでいる人や層は様々です。ファミリーが多い物件ではロビーで子供たちが宿題をしたり、管理人さんが遊んでくれたりするところがあったりします。一方で、単身層が多い物件では静かで朝と夜のエレベーターや大浴場が混み合いますが、比較的静かに自分の時間をしっかりと取ることができます。物件によって特徴がさまざまなので、不動産やさんや現地の人から情報収集するとリアルな情報を入手できると思います。実際にどんな物件があるの?と思われた方は地元の不動産屋さんのページを覗いてみてください!
「エンゼル不動産」
「ゆざわ商事」
「湯沢リゾート」
リゾートマンション × 田舎暮らしは”丁度よい”
リゾートマンション住みのリアルはいかがだったでしょうか?
”負動産”というネガティブなイメージを抱いている方が多いかもしれませんが、実際に住んでみると「意外と快適」なリゾートマンション。「田舎暮らしをしてみたいけど、住環境が大きく変わるのはちょっと不安」という方には”丁度よい”住まい方なのではないかと思います。
賃貸でも住むことができるので「まずはお試し」という方や「スノーシーズンだけ」という方にもおすすめ。ぜひ1ヵ月以上滞在をして、この町の暮らし方や人との関りを体感してみてほしいと思っています。
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